10分で理解するインプラント

歯科治療の中でも、インプラント治療が難しいとされるのは、失敗したとき、やり直しはほとんどあり得ないという点です。

自分の歯にかぶせるクラウンやブリッジと異なりあごの骨にインプラントを定着指せるので何らかの理由でインプラントと骨がなじまず、骨とインプラントがしっかり結びつかなければ、再度、大がかりな手術を行って骨をさらに削って修復するという治療しかなくなります。

そして、インプラントの埋入にはあごの骨を削るので、埋入部分周辺の神経損傷というリスクもありますからす。どんな方にもインプラント治療が良い理由ではありません。ブリッジや入れ歯など、他の治療が困難な方にすすめられる治療なのです。
クラウンとかブリッジをかぶせる自分の歯がない、入れ歯だと噛む力が十分得られないなどの理由でインプラント治療を選択する患者さんが多くを占めます。

入れ歯にくらべ、インプラントでは歯根がある分だけ噛み心地は自然で、きちんと噛んで食べる感じがあり、食べることが楽しくなります。

数々のインプラント治療の問題点について、多様な情報ツールで調べたと思いますが、その情報に、インプラントを埋め込んだ後は、頭部のMRI検査をうけられないという話があったのではないでしょうか。

でも、気にしなくて良いです。MRI検査では、磁場に反応して画像がつくられます。金属に反応したところの画像は乱れてしまいます。

しかし、インプラントは主にチタンが使われているので磁気に反応しない性質を持っていてそのため、MRI検査は問題なくできます。近年市民権を得てきたインプラント。人工歯の組成には、セラミックが用いられることが最も一般的だと言えます。セラミックの利点は、プラスチックの差し歯よりも硬く、歯磨きで劣化しないことですが、見た目と機能に優れたセラミックの歯を形成できるかどうかは、専門スタッフである歯科技工士の技術に左右されます。美的センスに加えて、熟練したスキルを必要とする、高レベルな作業なのです。

当然、一つ一つの義歯の制作には時間もかかるので、それだけ、セラミックの歯というものはインプラントの治療費は高くなるのです。インプラント埋入は外科手術なので、術後は傷が落ち着くまで、できるだけ安静に過ごさなければなりません。

日常生活でも歯に負担がかからないようにして、日常生活以上の負荷がかかる運動は避けた方が良いです。傷口に負担がかかるほか、血行が良くなって出血が増える可能性もあるでしょう。運動を毎日のように行っている方は、歯科医の意見をきき、再開時期を共通理解しておくことをすすめます。

長い期間と費用をかけたインプラント治療は、治療が終わるとその状態を保たなければならず、日々のケアが欠かせません。
毎食後に磨きのこしがないようブラッシングしてプラークコントロールは欠かせませんし、歯科医の検診を定期的にうけ、歯科医や衛生士に指導して貰うことをつづけなければなりません。

インプラントは虫歯にならないとはいえ、普段のケアができなくなると歯周病になることは珍しくありません。
長く根気のいるインプラント治療。しかし、やっと治療期間が終わったといっても、ケアはそこで終わりではありません。
義歯を劣化指せず長もち指せるのは、どうしても自分次第のところがあります。歯磨きにも正しい仕方があります。

歯科で指導して貰えるはずですから、必ず守るようにして頂戴。
治療技術が進歩しても、結局大事なのは自分自身でのケアなのです。

加えて、自分の歯の神経ではなくなりますから、異常に気付くのも遅くなります。治療後も定期的に歯科に通い、検診をうけるようにして頂戴。

インプラント埋入手術は局所麻酔がほとんどなのでどんな痛い手術なのだろうと思うかもしれません。麻酔技術の進歩で、インプラント埋入手術で痛くて我慢できないことはまずありません。切り開くあごをまん中に、麻酔を十分効かせて手術に取りかかるためです。手術が終わって麻酔が切れると、場合によってはだんだん痛くなってくることもありますが、痛み止めは頓服として処方されますので長い間痛みに苦しむことはほとんどないと言えます。

2016年6月7日